いつも「茨木麦音フェスト」を応援して下さっている数多の“麦音フリーク”の皆様方、早や3年目を迎えたコロナ禍の日々ですが、
恙なくお過ごしでしょうか。巷ではそろそろイヴェント開催等の声もあちらこちらで聴こえ、少しずつではありますが光明が差し始めているといった様相です。

　当実行委員会としては現在、たとえ第7波に入ろうとも、さらに弱毒化するのであれば、これ以上自粛過度に陥るのは無策であるという見解です。 しかしながら、マスコミも含む世情にコロナが完全に終息していないという気運がある以上、いくら我々が声高に叫ぼうとも、その無力感は否めません。

　このような難局下であっても、3年連続の中止は避けたい、今年こそはなんとしても開催出来ないものかと昨年および一昨年同様、 慎重に協議を重ねて参りましたが、現時点、この時期において、今年も“ 完全な形での開催 ”は不可能であると判断し、 大変不本意ながら秋に予定しておりました「第9回茨木麦音フェスト2022」の中止を正式に決定いたしました。正に断腸の思いですが、
謹んでここにご報告をさせて頂きます。

以下の懸案事項が、開催中止の主な理由です。

○“完全な形での開催”ができない
　“完全な形での開催”とは、皆様が終日マスクを外して、安心して、会話を弾ませながら飲食をお愉しみ頂ける状況を指します。
　遠方よりわざわざ出店いただくブリュワリー様方や市内飲食店様方に、例年のような集客を得られないのでは、しんどい思いだけを
　させてしまうのでは？という課題がぬぐい切れませんでした。「やってやれないことはない」ひいては「開催できた！」という
　“我々の自己達成感だけを満たすに留まり”出店者様に例年のような還元ができないのでは？という危惧があります。
○会場レイアウトの変更と使用許可について
　開催の際には会場を北グラウンドに移さねばならないといった事情もあり、
　そのことに関わる準備期間の不足も大きな理由に含まれます。
　さらに現時点において、まだ行政からの北グラウンドの使用許可がおりておりません。
　正に青天の霹靂といった事態に直面しています。これから協議に入り、先行きはまだ不透明の状態です。
○世界情勢による物価変動の影響
　ウクライナ情勢による今後の物価上昇などの影響で、大手ビールメーカーの値上げが決定した中、
　ブリュワリーのビール価格の変動も予想がつかない状況にあります。例年通りの価格での提供が現時点でまだ不確定です。

以上が主な中止の理由となります。大変悔しい苦渋の決断に至った旨、何卒ご理解を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
昨年皆様に多大なるご支援をいただいたクラウドファンディングの御支援金は、今年度の運営費と来年開催時に充てさせていただき、
次年度開催の暁には満を持して皆様をお迎えする所存でございます。その時は、ぜひともご来場賜りますようお願い申し上げます。

末尾ながら、謹んで皆様方のご健康をお祈り申し上げますとともに、新型コロナウィルス感染症が1日も早く終息へ向かう事を願い、
最前線で医療に携わる全ての方々に敬意を表し、感染症でお亡くなりになられた方々へ衷心よりお見舞いを申し上げます。